
お疲れ様です。秘書です。
今回は『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』のレビューです。
ダンガンロンパシリーズのスピンオフ作品で、従来の推理アドベンチャーから一転、アクションアドベンチャーになった作品ですね。
僕がプレイしたのは2018年。
そして、最初にお断りしておきますが……。
正直、内容をあまり覚えていません(笑)
もちろん最後までクリアしています。
ただ、もう8年以上前のことですし、再プレイもしていません。
それでも、はっきり残っている印象があります。
アクションゲームとして、あまり面白くなかった。
今回はそんな記憶を頼りに、改めて作品を振り返ってみようと思います。
🎮 秘書のプレイ記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出会った時期 | 2018年7月 |
| 遊んだハード | PS4 |
| どこまで遊んだ? | 本編クリア済み |
| 秘書評価 | ★★☆☆☆ |
| ひとことで言うと | 蛇足感。 |
| 再プレイ | なし |
| トロフィー | トロコンなし |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
アクションへのジャンル変更は歓迎だった
まず、誤解のないように言っておきたいことがあります。
僕は、ダンガンロンパがアクションゲームになったこと自体には、まったく不満がありませんでした。
むしろ、新しい試みとして歓迎していたくらいです。
もともとスピンオフだと知ってプレイしていますし、本編と同じような学級裁判を期待していたわけでもありません。
アクションゲームも好きだし。
せっかくの外伝なんだから、思い切って違うことをやるのも面白い。
ところが、実際に遊んでみると……。
うーん、単調だな(笑)
こまるが使う拡声器型ハッキング銃には、モノクマを攻撃するだけでなく、さまざまな効果を持つ言弾が用意されています。
仕掛けを解く場面もあって、アクションに工夫を加えようとしているのは分かります。
ただ、ゲーム全体を通してみると、あまり面白みを感じられなかったんですよね。
操作性のどこが悪かったとか、特定のステージが嫌だったとか、そこまで細かいことはもう覚えていません。
でも、アクションが単調だったという印象だけは、今でも残っています。
新しいジャンルへの挑戦はいい。
ただ、挑戦したことと、ゲームとして面白かったかどうかは別なんですよね。
本編とは違う物語。でも、驚きは少なかった
※ここからはストーリーの核心に触れるネタバレを含みます。
本作の主人公は、苗木誠の妹である苗木こまる。
舞台となるのは、『ダンガンロンパ1』と『スーパーダンガンロンパ2』の間の時期です。
絶望に支配された塔和シティで、子供たちが大人を襲っている。
こまるは腐川冬子と出会い、街からの脱出を目指して行動することになります。
設定だけ見ると、なかなか面白そうです。
『1』では、ほとんど見ることができなかった学園の外の世界。
そこがどうなっていたのかを描くという意味では、シリーズの補完にもなっています。
ただ、ストーリーについても、あまりすっきりしなかった印象が残っています。
その理由を改めて考えると、ダンガンロンパに期待していた「驚き」が、今回は薄かったのかもしれません。
希望の戦士たちは、ちょっと定番すぎた?
本作の敵として登場するのが、「希望の戦士」と呼ばれる子供たちです。
熱血少年、真面目な優等生、かわいらしい女の子、不気味な変わり者、そして腹黒い少女。
こうして並べると、キャラクターの配置は結構王道なんですよね。
デザインについても、個人的にはあまり好みではありませんでした。
もちろん、単に分かりやすいだけのキャラクターではありません。
子供たちはそれぞれ、親や周囲の大人たちから深刻な虐待を受けた過去を持っています。
その経験が、現在の性格や行動にも結びついているわけです。
例えば、勇敢な少年のように振る舞う大門大には、大人への恐怖があります。
優等生の新月渚は、親からの異常な期待に苦しめられてきた。
空木言子のかわいらしいキャラクター性にも、悲惨な過去が隠されています。
今回改めて設定を振り返ってみて、定番に見えるキャラづけにも、ちゃんと意味があったんだなとは思いました。
ただ、その一方で、虐待の内容やトラウマの描き方自体には既視感もあります。
なんかどっかで見たことある話の詰め合わせ。
一つ一つのエピソードは重い。
でも、重い設定を用意すれば、それだけで物語が面白くなるわけではありません。
悲惨な過去に同情することと、キャラクターとして魅力を感じることも別です。
僕の場合、希望の戦士たちは、そこまで印象に残るキャラクターにはなりませんでした。
モナカも、結局また江ノ島盾子なのか
そして、塔和モナカ。
希望の戦士たちの中心にいる、車椅子の少女です。
一見すると無邪気ですが、ほかの子供たちを巧みに操っている。
その腹黒さも比較的早い段階から見えてくるので、彼女が黒幕だという展開には、そこまで意外性がなかったように思います。
そして、ここでも関わってくるのが江ノ島盾子です。
……また江ノ島かよ!(笑)
いや、江ノ島というキャラクター自体は好きなんですよ。
『ダンガンロンパ1』のレビューでも書きましたが、僕は彼女をかなり魅力的なラスボスだと思っています。
ただ、カリスマ性が強すぎるのも考えものなんですよね。
『1』で強烈な黒幕として登場し、『2』でも物語の核心に関わる。
そしてスピンオフである本作でも、希望の戦士たちに直接影響を与えていたことが分かる。
モナカという新しい悪役を登場させているのに、結局また江ノ島の影響下にいるわけです。
もちろん、江ノ島が引き起こした事件の規模を考えれば、彼女の影響を受けた人間が各地に存在しても不思議ではありません。
設定としては理解できます。
でも、シリーズを遊んでいる側としては、そろそろ別の悪役の物語も見たいところ。
モナカにはモナカなりの悪意があるんだから、もっと独立した存在として描いてもよかったんじゃないかなと思います。
ラスボスのカリスマ性という共通点で、『1』のレビューでも引き合いに出しましたが、
『ファイナルファンタジーVII』のセフィロスにも、少し似た問題を感じるんですよね。
魅力的な悪役であればあるほど、何度も物語の中心に据えたくなる。
でも、それを繰り返すと、今度は新しい敵の存在感が薄くなってしまう。
江ノ島盾子は魅力的。でも、何でもかんでも江ノ島につなげなくてもいいんじゃない?
そんな気持ちです(笑)
悪趣味なノリもちょっと寒かった
もう一つ、うっすら覚えているのが、作品全体のノリです。
なんというか、ちょっと悪趣味すぎるというか、寒かったような……。
ダンガンロンパは、もともとブラックユーモアの強いシリーズです。
残酷な事件を描きながら、妙にふざけていたり、下品な冗談が飛び出したりする。
僕も、それ自体が嫌いなわけではありません。
『V3』の入間美兎なんかも、下ネタがかなりきついキャラクターでしたしね(笑)
ただ、本作は子供への虐待という非常に重い題材を扱っています。
そうした話と、ふざけた演出や悪趣味なギャグが組み合わさることで、ちょっと悪ノリが空回りしていたような印象があります。
もちろん、児童虐待の描写と単なる下ネタは、同じものとして扱えません。
攻めた表現をしていることと、それが面白いことは別。
本作については、そんな印象も残っています。
腐川冬子の掘り下げはよかった
ここまで不満ばかり書いてきましたが、よかったと思える部分もあります。
それが、腐川冬子です。
『1』では、十神白夜に異常な執着を見せる、かなり癖の強いキャラクターでした。
そして、もう一つの人格であるジェノサイダー翔は連続殺人鬼。
……冷静に考えると、とんでもないやつですよね(笑)
そんな腐川が、本作ではこまると一緒に行動します。
最初は十神を助けることが大きな目的でしたが、こまるとの関係を通して、少しずつ違う一面も見えてくる。
『1』だけでは分からなかった、人間的な部分が掘り下げられたのはよかったと思います。
それに、やっぱり沢城みゆきさんの演技がすごい。
腐川の陰気で卑屈な話し方と、ジェノサイダー翔の異常なテンション。
この両方を演じ分けているんだから、さすがです。
今回のスピンオフで、既存のキャラクターを掘り下げたのはファンとして嬉しかった。
主人公のこまるについても、特に悪い印象はありません。
ただ、個人的には、腐川の方が印象に残っているかな。
そもそも、このスピンオフは必要だったのか?
ここまで振り返ってみて、改めて思うことがあります。
別に、なくてもよかったんじゃないかな(笑)
もちろん、スピンオフなんだから、本編に必須の物語である必要はありません。
ただ、本作は『1』を遊んでいることがかなり前提になっています。
苗木誠や腐川、十神といったキャラクターを知らなければ、楽しみにくい部分もあるでしょう。
一方で、『絶対絶望少女』を遊ばなくても、『2』の物語を理解するうえで大きな問題はありません。
『1』の知識は必要。でも、『2』を楽しむためには必須ではない。
そんな立ち位置の作品です。
それなら、いっそ苗木の妹という設定にこだわらず、完全に新しい物語として作ってもよかったんじゃないかと思います。
せっかくゲームジャンルまで大きく変えたんですからね。
もちろん、シリーズの外の世界を見せる役割はありますし、腐川の描写もよかった。
だから、作った意味がまったくないとは思いません。
でも、僕にとっては名スピンオフというより、ちょっと蛇足に感じる作品でした。
総評|悪くはない。でも、印象に残る作品でもなかった
『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』。
評価は★★☆☆☆です。
新しいジャンルへの挑戦は歓迎でした。
ただ、アクションゲームとしては単調で、ストーリーにもそれほど驚きがなかった。
希望の戦士たちの設定には意味があったと思いますが、キャラクターとしての魅力はあまり感じられませんでした。
そして、またしても江ノ島盾子の影響が物語の中心にある。
腐川の掘り下げや沢城みゆきさんの演技など、よかった部分もあります。
でも、それだけで作品全体の評価が上がるほどではありませんでした。
ちなみに僕は、シリーズもののゲームは、できる限り最初から順番に遊びたいタイプです。
ネタバレも嫌いですし、途中を飛ばしてしまうのも好きじゃありません。
だから、アクションがいまいちでも、ダンガンロンパの物語の一つとして最後まで遊びました。
途中で投げ出すほどひどい作品だったわけでもないですしね。
ただ、今こうして振り返っても、内容はかなり忘れています。
それくらい、僕の中では印象の薄い作品だったのかもしれません。
『V3』も同じ★2ですが、あちらは嫌いな結末が強烈に記憶に残った作品。
一方、こちらは全体的に物足りなさが残った作品です。
同じ評価でも、理由はずいぶん違いますね。
ダンガンロンパの世界が好きで、もっと深く知りたい人には意味のある外伝だと思います。
でも、僕自身は、無理におすすめしたいとまでは思いませんでした。
ジャンル変更は歓迎。でも、できればもう少し面白いアクションゲームとして遊びたかった。
そんな一本でした。
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