
お疲れ様です。秘書です。
今回は『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』のレビューです。
僕が初めてプレイしたのは2018年。
そして2025年、約7年ぶりに再プレイしました。
なぜ再プレイしようと思ったかというと、エンディングが嫌いすぎて内容が消しとばされてたからです(笑)
初回クリア時は、その結末だけで駄作扱いしていたくらい。
実際、当時のクリア直後ホヤホヤの感情だけで評価していたら★1をつけていたかもしれません。
そんな作品を久しぶりに遊んでみたわけですが、驚いたことに、赤松楓以外のキャラクターをほとんど覚えていませんでした。
今思うとシリーズでも屈指の個性的な連中が揃っているのに、よく忘れられたなと(笑)
ところが、実際に再プレイしてみると、これが結構面白かった。
ただし、先に言っておきます。
エンディングへの評価は、今でもまったく変わっていません(笑)
今回はそんな、ちょっと複雑な感想を持っている作品のお話です。
🎮 秘書のプレイ記録
| 項目 | 記録 |
|---|---|
| 出会った時期 | 2018年7月 |
| 遊んだハード | PS4 |
| どこまで遊んだ? | 本編クリア・再プレイ済み |
| 秘書評価 | ★★☆☆☆ |
| ひとことで言うと | 面白かった記憶まで消し飛ばす、強烈なエンディング。 |
| 再プレイ | 2025年8月 |
| 特に印象に残ったキャラ | 赤松楓・真宮寺是清・王馬小吉 |
※ここからは『ニューダンガンロンパV3』および過去作の重大なネタバレを含みます。
第1章|まさか主人公が退場するとは
今作で最初に驚かされたのは、やっぱり第1章です。
発売当時、僕は赤松楓が主人公だと何の疑いもなく思っていました。
シリーズのナンバリング作品としては初の女性主人公。
3作目ともなれば、そういう変化があっても不思議ではありません。
苗木誠や日向創とはまた違う、馬鹿正直でまっすぐなタイプの主人公。
これはこれで面白そうだなと思っていたんです。
ところが、いきなり赤松がクロとして処刑されてしまう。
そして、最原終一への主人公交代。
完全にやられました。
それまで操作していたキャラクターが、まさか最初の事件でいなくなるとは。
こういう、プレイヤーが当然だと思っている前提をひっくり返してくる仕掛けは大好きです。
まさにダンガンロンパらしい展開。
第1章の時点では、かなりワクワクしていました。
ちなみに、2025年に再プレイするまで、僕は最原のことをほとんど覚えていませんでした。
赤松のことは覚えていたのに、主人公として長く操作した最原は忘れていたという(笑)
改めて見ると、最原は苗木や日向に近い、比較的常識的な主人公だったと思います。
それだけに、赤松の存在は新鮮でしたね。
真宮寺是清|忘れられない異様な雰囲気
キャラクターをほとんど忘れていたと書きましたが、例外もありました。
真宮寺是清です。
名前や詳しい事件の内容までは覚えていなかったものの、なんか異様で不気味なやつがいたなという記憶だけは残っていました。
それと、章が進むと学校内に解放される、不気味な雰囲気のエリア。
あの独特な空気も、うっすら覚えていたんですよね。
そして再プレイで第3章を迎えたわけですが……。
こんなとんでもないオチだったか!(笑)
真宮寺本人の異様さに加えて、事件の真相まで強烈。
改めて見ても、なかなかすごいキャラクターでした。
それにしても、最原を忘れて真宮寺を覚えているというのも、我ながらどうかと思います(笑)
ほかにも、相変わらず濃いキャラクターが揃っています。
例えば夜長アンジー。
途中から宗教みたいなことを始めちゃいますが、個人的には嫌いじゃなかったですね(笑)
こうした一癖も二癖もあるキャラクターたちは、やっぱりダンガンロンパの魅力だと思います。
最原・百田・ハルマキの関係がよかった
今作で特によかったのが、最原、百田解斗、そして春川魔姫(ハルマキ)の関係です。
この3人が少しずつ絆を深めていくところは、純粋に好きでした。
ダンガンロンパにも仲間同士の信頼関係はありますが、今作のように特定のメンバーが継続して距離を縮めていく描写は、これまでのシリーズではあまり見なかった気がします。
百田のまっすぐな性格もいいですし、最初はとっつきにくかったハルマキが、少しずつ心を開いていくところもよかったですね。
ただ、このゲームでそんな関係を見せられると、別の意味で怖くなってくるんですよ。
なんせダンガンロンパですから(笑)
仲良くなればなるほど、この先どうなってしまうのかと心配になる。
実際、その不安は第5章にもつながっていくわけですが、3人の関係そのものは、今作で好きだった部分の一つです。
第4章|ゴン太の事件は心が痛かった
今作で特に好きになれなかったキャラクターが、王馬小吉です。
最初から最後まで、とにかく周囲を引っかき回す。
嘘ばかりつくし、何が目的なのかもよく分からない。
2にも狛枝凪斗という面倒なキャラクターがいましたが、狛枝には「希望への異常な執着」という分かりやすい軸がありました。
行動にはイライラしても、何を信じているのかは理解できたんです。
でも王馬は、そもそも超高校級の総統って何なんだよ、というところから始まる(笑)
そして、僕が王馬を決定的に嫌いになったのが、第4章だった気がします。
仮想世界を舞台にした、入間美兎と獄原ゴン太の事件です。
入間自身にも殺人計画があり、ゴン太も自分なりの考えから殺人を選んでしまった。
だから、単純にゴン太には何の責任もなかったという話ではありません。
ただ、王馬がゴン太の純粋さを利用したことは、どうしても好きになれませんでした。
しかも学級裁判では、ゴン太を馬鹿にするような言葉を何度も浴びせます。
あれは本当に気分が悪かったですね。
ゴン太本人は仮想世界での記憶を失っていたので、自分が何をしたのかも分からない。
それなのに追い詰められていき、最後には自分を責めながら処刑されてしまう。
ゴン太はもともと、みんなのために何かしたいと考えるキャラクターとして描かれていました。
だからこそ、彼が歪んだ形で殺人を選んでしまったこと自体には、そこまで違和感はありませんでした。
でも、その善意がこんな結末につながってしまうのは、かなりつらかったですね。
王馬にも事情があったことは、後になって分かります。
それでも、ゴン太に対する仕打ちを好きになれるわけではありません。
第4章は、なんだか心が痛くなる事件でした。
第5章|仕掛けは面白い。でも、ちょっと無理がない?
続く第5章では、王馬と百田による、さらに大がかりな仕掛けが登場します。
王馬の狙いは、モノクマにすら事件の真相が分からない状況を作り、コロシアイのルールそのものを破綻させること。
そのために自分の命まで使おうとするわけです。
この発想自体は面白いと思います。
これまでの学級裁判では、モノクマは基本的に正解を知っている存在でした。
そこを逆手に取って、モノクマ自身を騙そうとする。
ただ、事件全体を振り返ると、ちょっと無理があるようにも感じました。
都合のいい道具や状況が揃っていて、かなり複雑な計画が成立している。
まぁそれがダンガンロンパと言われればそうなんだけど。
さらに、百田の持病についても引っかかるところがあります。
百田の病気は以前から描写されていたので、突然出てきた設定ではありません。
でも、伏線があるからご都合主義ではない、という話でもないと思うんです。
そもそも、あの病気という設定自体が、最後に百田をああいう形で退場させるためのお膳立てにも見えてしまう。
主人公と親しく、まっすぐないいやつだった百田が、王馬を殺したクロになる。
そして、モノクマのおしおきが完遂される前に、持病で命を落とす。
コロシアイには屈しなかったという見せ方は分かりますし、百田らしい最期だったとも思います。
ただ、そこまで含めて、ちょっと都合よく運びすぎじゃないかなと。
もちろん、冷めてしまうほどではありません。
事件の発想も、キャラクターのドラマも面白いところはあります。
でも、個人的には『スーパーダンガンロンパ2』の狛枝が仕掛けた第5章ほど、素直に「やられた!」とは思えませんでした。
大胆な展開は好きですが、そこに持っていくまでの過程に納得できるかどうかも大切なんですよね。
第6章|今でも納得できないエンディング
さて。
ここまで、再プレイして改めて面白かった部分を振り返ってきました。
そして、いよいよ問題のエンディングです(笑)
今作の終盤では、これまでのコロシアイやダンガンロンパというシリーズそのものに関わる、メタ的な仕掛けが明かされます。
白銀つむぎの説明によれば、過去のダンガンロンパはフィクションであり、今作のコロシアイはリアルな人間が参加するショーだったという話です。
もちろん、白銀の説明がすべて真実だったと確定したわけではありません。
作中でも、その説明自体が嘘だった可能性は残されています。
ただ、僕が嫌だったのはそこなんですよね。
今まで楽しんできた『1』や『2』まで、まとめて作り物として扱われたように感じたこと。
メタ的な仕掛けそのものが嫌いなわけではありません。
プレイヤーの前提をひっくり返すような展開も、むしろ好きな方です。
実際、今作の第1章にはまんまと引っかかって、かなりワクワクしましたからね。
でも、これまで積み重ねてきた物語まで巻き込んで、「実は全部フィクションでした」と茶番のように扱われるのは、どうにも受け入れられませんでした。
もちろん、現実の僕らから見ればゲームはフィクションです。
そんなことは分かっています。
でも、作品の中では、それまでの事件も、キャラクターたちの選択も、ちゃんと意味のある出来事として描かれてきたわけじゃないですか。
それを後からひっくり返されるような感覚が、どうしても嫌だった。
僕は、こういう「今までのことはなかったことにします」という展開がかなり嫌い。
制作側としては、もっと別の意図があったのかもしれません。
でも、少なくとも僕には、あの結末が気持ちよく受け入れられるものではありませんでした。
初回プレイでは、それだけで作品全体を駄作扱いしてしまったくらいです。
そして2025年。
結末を知ったうえで再プレイしましたが、やっぱり納得はできませんでした。
7年たっても嫌いなものは嫌いでした(笑)
総評|嫌いな結末と、面白かった物語
最終評価は★★☆☆☆です。
正直、今でもあのエンディングは好きになれません。
ただ、今回再プレイしてみたことで、それまでの物語には面白いところがたくさんあったと改めて気づきました。
赤松の主人公交代にはワクワクしましたし、真宮寺の異様さも強烈でした。
最原、百田、ハルマキの関係も好きだった。
第4章のゴン太の事件は心が痛くなりましたし、第5章には気になる部分もありましたが、それも含めて印象に残る展開が多かったと思います。
エンディングまでの面白さだけを考えれば、もっと高い評価になっていたかもしれません。
もちろん、物語は結末まで含めて一つの作品です。
だからこそ、僕にとって『V3』は評価の難しいゲームなんですよね。
初回プレイでは、結末への不満があまりに大きく、それまでの面白さまで記憶から消し飛んでいました。
でも、再プレイしたおかげで、嫌いな結末とは別に、好きだった部分をちゃんと思い出せた。
エンディングへの評価は変わらなかったけど、作品全体を見る目は少し変わった。
今回の★★☆☆☆は、そんな再プレイを踏まえた評価です。
それにしても、あれだけ濃いキャラクターたちをほとんど忘れていたんだから、当時の自分は相当腹が立っていたんでしょうね(笑)
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