
お疲れ様です。秘書です。
今回は『Life is Strange: Before the Storm』の感想です。
本作は『Life is Strange』に登場したクロエにスポットを当てた前日譚。
初代では「みんなから好かれていた失踪した謎の人物」という印象が強かったレイチェルと、クロエがどうやって出会い、どんな時間を過ごしたのかが描かれています。
僕がプレイしたのは2024年。
当時はこのあと『Life is Strange 2』や『True Colors』までシリーズを続けて遊ぶ予定だったので、その前にストーリーを一通りさらっておこうと思ってプレイしました。
初代の記事はこちら。
→ 『Life is Strange』感想|時間を巻き戻せても、すべてがうまくいくわけじゃない ※ネタバレあり
プレイデータ
🎮 秘書のプレイ記録|Life is Strange: Before the Storm
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初プレイ | 2024年11月1日 |
| 初回クリア | 2024年11月2日 |
| 遊んだハード | PS4 |
| ジャンル | ADV |
| どこまで遊んだ? | クリア済み |
| 再プレイ | なし |
| トロフィー | 未コンプリート |
| 秘書評価 | ★★★☆☆ |
| ひとことで言うと | クロエの背景を知るための、本編のおまけ |
一番よかったのは、クロエの背景が分かったこと
僕は初代の時点から、クロエのことを割と好意的に見ていました。
なので今作を遊んだからといって、
「クロエって本当はこんなキャラだったんだ!」
と印象が大きく変わったわけではありません。
それよりも、
「ああ、だからあのクロエになったんだな」
と、より理解できるようになった感覚の方が近かったです。
父親を亡くしたこと。
母親との関係。
突然家に入ってきたデイビッドへの不信感。
そして、レイチェルとの出会い。
初代だけを見ると、クロエはかなりめちゃくちゃな行動をするキャラクターでもあります。
でも、今作ではそこに至るまでの時間を見ることができる。
父親を亡くして荒れてしまうのも分かる。
母親とうまくいかないのも分かる。
デイビッドに不信感を持つのも分かる。
思春期なんて、ただでさえ親とうまくいかないことがある時期ですからね。
僕自身、思い当たる節もあります(笑)。
ましてやクロエの場合、そのタイミングで父親を失うという大きな喪失まで経験している。
初代で描かれていた子どもの頃のクロエは、かなり明るくて素直ないい子という印象でした。
そこから、どうしてあのクロエになっていったのか。
今作を遊ぶことで、その間が少し埋まった気がします。
クロエというキャラクターは、もしかするとプレイヤー自身がどれくらい反抗期を経験したかによっても、好き嫌いが分かれるのかもしれません。
クロエは、よくも悪くも素直
個人的に好きだったのが、ステフたちとの交流。
プレイヤーの選択にもよりますが、普段は周囲にかなり冷めた態度を取るクロエが、ステフたち“オタク組”を馬鹿にしたり、見下したりする感じがないんですよね。
こういうところを見ると、クロエって、よくも悪くもすごく素直な人なんだと思います。
嫌なものには「嫌だ」という態度を隠さない。
気に入らない相手には露骨に反発する。
その一方で、相手が人気者なのか、オタクなのか、周囲からどう見られている人なのかによって付き合い方を変える感じもあまりない。
初代ではトラブルメーカーとして目立つ部分も多かったけれど、今作を遊んで、そういうクロエの人間性が前より見えるようになりました。
もともと好きなキャラクターだったので、評価が逆転したわけではありません。
ただ、クロエという人物の解像度はかなり上がったと思います。
レイチェルも「謎の人気者」ではなくなる
レイチェルについても、今作を遊ぶことでかなり見え方が変わりました。
初代では、学校の人気者。
多くの人から好かれていた少女。
そして、すでに失踪している謎の人物。
基本的には周囲の人たちの言葉を通してレイチェルを知ることになるので、どこか完成された人物というか、実体のつかみにくい存在だった印象があります。
でも『Before the Storm』では、当然ながらレイチェル本人が目の前にいる。
家庭環境に問題を抱えていたり、感情的になったり、荒れてしまったり。
決して完璧な人間ではありません。
初代では「みんなから好かれていた謎の人気者」だったレイチェルが、今作ではちゃんと一人の高校生として見えるようになった。
クロエだけではなく、レイチェルという人物の解像度を上げる作品でもあったと思います。
ゲーム一本というより、本編のおまけに近かった
一方で、ゲーム全体の印象としては、
「本編のおまけ」
という感覚がかなり強かったです。
初代『Life is Strange』には、時間を巻き戻すという特殊能力がありました。
あの能力がストーリーにもゲーム部分にも大きく関わっていて、
「戻したらどうなるんだろう」
「この選択を変えたら何が起きるんだろう」
という部分も面白さのひとつでした。
でも『Before the Storm』のクロエには、当然そういった特殊能力はありません。
なので僕の中では、一本のゲームとして大きな驚きを味わうというより、
初代で描かれなかったクロエの過去を見て、本編の空白を埋めていく作品
という位置づけになりました。
レイチェルとの出会いを見られたことも、クロエの家庭環境をより詳しく知れたこともよかった。
シリーズが好きなら遊んでよかったと思える作品です。
ただ、初代のような強烈な体験を期待すると、少し違う。
僕にとっては、新しい『Life is Strange』を一本遊んだというより、
「初代をもっと理解するための前日譚を遊んだ」
という感覚の方が近かったです。
★3なのは、つまらなかったからではない
評価は★★★☆☆。
でも、これは別につまらなかったという意味ではありません。
むしろ、クロエが好きだった僕にとって、彼女の過去を知れたことにはかなり意味がありました。
レイチェルとの関係も見られたし、初代を遊んだだけでは分からなかった部分も補完された。
その意味では、ちゃんと遊んでよかった作品です。
ただ、僕の中ではどうしても、
「シリーズ本編と並ぶ一本」ではなく、「本編をより楽しむための補完作品」
という位置づけになりました。
特殊能力を使ったゲーム性もないので、『Life is Strange』という作品で初めて感じたあの独特な面白さとは少し違う。
だから★3。
悪かったから3ではなく、
「好きなシリーズのおまけとしては満足。でも単体で★4、★5を付けるほどではなかった」
という評価です。
シリーズを追いかけるきっかけにもなった
この頃はちょうど、『Life is Strange 2』や『True Colors』も続けてプレイしようとしていた時期でした。
最初はシリーズのストーリーをさらっておくくらいのつもりで始めた『Before the Storm』。
でも、この作品まで遊んだあたりから、
「せっかくだし、このシリーズはちゃんと追っていこう」
と後戻りできなくなった気がします(笑)。
現在は『Life is Strange: Double Exposure』までプレイ済み。
こうやって一本ずつ感想を書きながら、自分でも当時何を感じていたのかを思い出しています。
そして次の作品を遊ぶときに、
「あのとき、このキャラのことどう思ってたっけ」
とまた読み返せたらいい。
『Before the Storm』は僕にとって、単体で強烈に残った一本というより、
初代で好きになったクロエを、もう少し深く知ることができた作品。
それが一番しっくりくる感想です。
あわせて読みたい
『Life is Strange』感想|時間を巻き戻せても、すべてがうまくいくわけじゃない ※ネタバレあり
https://syachotohisyo.com/life-is-strange-review/
『Before the Storm』は、初代でクロエやレイチェルを知ったあとだからこそ楽しめた前日譚。
クロエを好きになったきっかけや、最後の選択について書いた初代の感想はこちらです。
『タクティクスオウガ リボーン』感想|SFC版から好きな僕が、久しぶりに遊んでもやっぱり★5だった ※ネタバレあり
https://syachotohisyo.com/tactics-ogre-reborn-review/
ジャンルはまったく違いますが、「自分の選択によってキャラクターや物語の見え方が変わる」という部分が印象に残った作品。
ちなみにカチュア役のLynnさんは、『Life is Strange』のクロエと同じ声優さんです(笑)。
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