
お疲れ様です。秘書です。
今回は『Life is Strange 2』の感想です。
『Life is Strange』シリーズのナンバリング2作目ですが、今回は前作のマックスやクロエではなく、兄のショーンと弟のダニエルの兄弟が主人公。
ある事件をきっかけに、兄弟が故郷を離れて逃避行を続けるロードムービー形式の物語です。
僕はロードムービー的な作品って、結構好きです。
旅先でいろんな人と出会って、いろんな経験をして。
ただ、今作については、正直なところ少し複雑な感想が残っています。
というのも、とにかく兄のショーンが報われない。
いや、もうちょっと幸せになってもよくない?(笑)
🎮 秘書のプレイ記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出会った時期 | 2024年11月 |
| 遊んだハード | PS4 |
| どこまで遊んだ? | クリア済み |
| 秘書評価 | ★★★☆☆ |
| ひとことで言うと | 弟を守り続けた兄を、誰か救ってやってくれ。 |
| どんな選択をした? | なるべく善い選択を心がけた |
| 初回エンディング | 贖罪ルートだったと思うけど、記憶が曖昧 |
| 再プレイした? | していない |
ロードムービーは好き。でも、今回はちょっと陰鬱だった
今作では、ショーンとダニエルの兄弟が各地を旅しながら、いろんな人たちと出会います。
その土地で新しい人間関係ができたり、思いがけない出来事に巻き込まれたり。
そういうロードムービーらしい部分は、嫌いではありませんでした。
ただ、作品全体としては、どうしてもちょっと陰鬱な印象が残っています。
とにかく兄弟の境遇が好転しないんですよね。
もちろん、逃避行を続ける物語なので、そういう話の作りなのは分かります。
出会いや別れ、スポット的にはいいこともある。
でも、プレイヤーとしていろんな選択をしているのに、なかなか状況がよくならない。
少し落ち着いたと思ったら、また問題が起こる。
新しい出会いがあっても、ずっとそこで暮らしていけるわけではない。
どうにも、出口の見えない旅を続けているような感覚がありました。
正直、途中からは、
「この先どうなるんだろう!?」
と夢中になっていたというより、
「ここまで来たし、最後まで見届けるか」
という気持ちで進めていたと思います。
偽善者と呼ばれても盗まない(笑)
序盤で印象に残っているのが、万引きに関する選択です。
逃亡生活を続ける兄弟には、お金も食べ物も必要です。
でも、当然ながら自由に買い物ができるほど余裕があるわけではありません。
そこで、食べ物を盗むかどうかという選択が出てきます。
僕は盗みませんでした。
偽善者と呼ばれても盗まない(笑)
もちろん、兄弟が追い詰められているのは分かります。
食べるものが必要なのも分かる。
でも、今回は弟のダニエルが一緒にいるんですよね。
やっぱり弟の前で悪いことはできないよね。
ショーンは兄であると同時に、ダニエルにとっては保護者のような存在でもあります。
だから、目の前の問題を解決するためとはいえ、何をしてもいいとは思えませんでした。
そういえば、『Detroit: Become Human』でも似たような選択がありましたね。
カーラとアリスの逃避行で、盗みをするかどうかという場面。
あのときも盗みませんでした(笑)
こういう物語には、定番の選択なんでしょう。
こんな選択を迫られると、結構悩みます。
どちらを選んでも、それなりの理由がある。
でも、僕はなるべく善い選択をしていきたいんですよね。
偽善とよばれても(笑)
そして『Life is Strange 2』の場合、そうした選択がダニエルの成長にも影響していきます。
だからこそ、余計に重い選択でした。
ショーンはとにかく苦労人
このゲームを遊んでいて一番強く思ったのは、ショーンがあまりにも苦労人だということ。
まだ若いのに、突然弟を守る立場になってしまう。
自分のことだけでも大変な状況なのに、ダニエルの面倒まで見なければいけません。
そして、そのダニエルにも結構振り回されます。
正直、イライラする場面もありました。
ただ、ダニエルだってまだ子供なんですよね。
しかも普通の子供ではなく、特殊な能力まで持っている。
ただでさえ難しい年頃なのに、そんな力を持ってしまったら、本人だってどうすればいいのか分からないのかもしれない。
ショーンにしても、どうやって弟を導けばいいのか難しいところだと思います。
でもいい兄貴なんですよね。
なので、ダニエルに腹が立つことはあっても、一方的に責める気にはなれませんでした。
それでも、ショーンはしんどいよなあ……。
弟を守ろうとして、どうにか生活しようとして、それでも次々に問題が起きる。
プレイしていて、ずっと思っていました。
もうそろそろ報われてもいいんじゃないか、と。
ようやく居場所を見つけたように感じた時間
そんな旅の中でも、好きだったエピソードがあります。
大麻農場で働くパートです。
ここでは、兄弟が旅先で出会った人たちと交流することになります。
振り返ってみると、この作品って、出会う人が悪い人ばかりというわけでもないんですよね。
もちろん、いろいろな人が登場しますが、旅先での人とのつながりは悪くなかったと思います。
特に大麻農場でのエピソードは、兄弟がようやく自分たちの居場所を見つけられたような感じがして、結構好きでした。
逃げ続けているだけではなく、その場所で人と交流して、生活している。
そんな時間があったのはよかったですね。
だからといって、その場所にずっといられるわけでもないんですが。
やっぱり、なかなか落ち着かせてくれないゲームです(笑)
※ここから先は、エンディングに関するネタバレを含みます。
善い選択をしても、ショーンは報われない
『Life is Strange 2』の大きな特徴が、プレイヤーの選択によってダニエルの道徳性が変化することです。
単に最後の選択肢だけでエンディングが決まるわけではありません。
それまでショーンがどんな行動をしてきたか。
ダニエルにどんな姿を見せてきたか。
その積み重ねが、最後の結末にも影響します。
僕は基本的に、なるべく善い選択を心がけていました。
なので、道徳性の高いルートに進んでいたんじゃないかと思います。
ただ、初回にどのエンディングを迎えたのかは、正直よく覚えていません。
クリア後にほかのエンディングも確認したので、記憶が混ざっているんですよね。
おそらく、ショーンが15年間服役する「贖罪」のエンディングだったと思います。
この結末では、ショーンは警察に投降し、長い年月を刑務所で過ごすことになります。
そして、15年後にようやくダニエルと再会する。
……いや、15年か。
弟を守るためにあれだけ苦労してきたのに、人生の大切な時間を15年も失う。
もちろん、ほかのエンディングにもそれぞれ違った結末があります。
兄弟が離れ離れになるものもあれば、さらに悲惨な結末もある。
その一方で、兄弟が一緒に暮らせる結末もありますが、必ずしも平穏な生活とは言い切れません。
どれを見ても、何かしら大きな代償を払っている印象でした。
僕はショーンに、とにかく救われてほしかったんですよね。
なるべく悪いことをせず、弟を守り続けた先に、もう少し希望があってもいいんじゃないかと思っていました。
もちろん、すべてが丸く収まる物語ばかりではありません。
それは分かっています。
でも、もう少し報われてもよかったんじゃないかなあ。
初代とのつながりは嬉しかった
一方で、シリーズを追っている人間として嬉しい部分もありました。
特に、初代『Life is Strange』のキャラクターとのつながりが描かれているところ。
こういうのはいいですよね。
最初に初代のエンディングをどう選択したかを聞かれ、それによってそのつながりも変化します。
直接的な続編ではなくても、以前の作品で知っている人物や世界のその後が見えると、シリーズを遊んできた意味を感じられます。
僕はこのあたり、『Life is Strange』シリーズを続けて遊んでいてよかったと思いました。
全体として重たい物語でしたが、こうしたシリーズならではの楽しみも少しだけですが、ちゃんとありました。
楽しかったとは言えない。でも、記憶には残っている
『Life is Strange 2』の評価は★★★☆☆です。
つまらなかったのかと聞かれると、そういうわけでもありません。
ゲームとしてはかなり好み別れるだろうし、「評価しない」という人の気持ちもわかる(笑)
僕の中では、兄弟の逃避行という題材も悪くなかったし、旅先での出会いにも印象に残るものがありました。
選択によってダニエルの成長が変わり、エンディングまで分岐する仕組みも、作品の大きな特徴だと思います。
ただ、僕にとっては楽しいゲーム体験ではなかった。
とにかくショーンが苦労して、何度も追い詰められて。
どうにか救われてほしいと思っても、なかなかそうはならない。
そんな展開が続くので、プレイしていて気持ちがしんどかったんですよね。
メンタル的にはラスアス2に似てるところがあるかも。
それでも、記憶には残っています。
シリーズ作品で比較すると、『True Colors』よりも本作の方がポイントでは印象に残っているくらいです。
好きな作品かと聞かれると、ちょっと困る。
でも、決して忘れてしまうような作品でもない。
楽しかったゲームと、記憶に残るゲームは、必ずしも同じではないんでしょうね。
僕にとって『Life is Strange 2』は、そんな一本でした。
そして最後に、もう一度だけ。
ショーン、誰か救ってやってくれ(笑)
評価:★★★☆☆
あわせて読みたい
『Life is Strange』感想|時間を巻き戻せても、すべてがうまくいくわけじゃない ※ネタバレあり

シリーズの原点となった初代『Life is Strange』のレビューです。
こちらもプレイヤーの選択が物語に大きく関わる作品。マックスとクロエの関係や、最後に迫られる選択について振り返っています。
『Life is Strange: Before the Storm』感想

初代で描かれたクロエとレイチェルの関係を掘り下げる前日譚。
『Life is Strange 2』とはまた違った方向から、シリーズの登場人物たちを見つめる作品です。
『タクティクスオウガ リボーン』感想|何回やっても、バルマムッサで手は汚せない。

ジャンルは違いますが、こちらもプレイヤーの選択が物語を大きく変えるゲーム。
自分が正しいと思った選択が、必ずしも全員にとって幸せな結果になるわけではない。そんな難しさを感じる作品です。


